大阪市福島区に建つ築58年の4階建てビル。か
つては料亭として賑わい、その後は1階が喫茶店、2階以上が住居として利用されていました。
しかし、阪神大震災の影響で地盤が緩み、建物がわずかに傾いてしまうという問題を抱えていました。
所有者様は、建物の老朽化と傾きを懸念し、活用方法に悩んでいました。
「こんな傾いたビルに借り手がつくのだろうか?」という不安もありましたが、立地が店舗に適していることから、飲食店としての活用をご提案しました。
そこで、1階の飲食店を継続しつつ、2階以上を一棟貸しの飲食店としてフル改装。
建物の傾きは、あえて個性のひとつとして捉え、内装にも工夫を凝らすことで、レトロで独特な雰囲気を醸し出す空間に生まれ変わりました。
改装後、ビルは連日賑わう人気店となり、所有者様は安定した賃料収入を得られるようになりました。
定年退職後の生活において、年金に加えて毎月の賃料収入が大きな支えになっていると、大変喜んでおられます。