皆様、こんばんは。
今日の大阪暑かったですねえ。
そしてふと気づくと、5月も終わり。
で5月になると思い出すのが、アルツハイマーと胃がんを発症し、8年前の5月2日に(もう8年か)親父が亡くなったこと。
享年72歳。昭和16年生まれなので、生きてたら80歳。
アルツハイマー型認知症を66歳位から発症してたみたい。
そして、明日は13年前に親父の姉にあたる叔母の命日。叔母は一つ上だったから81かな。68で亡くなった。
コロナ禍なのでお寺にてお経を唱えて頂く訳にはいかず一心寺さんに、せがき供養代を振り込んで法要をして貰いました。
さてさてワタシ西村は死んだ親父には30代半ばから、かなり振り回されました。
それまでは好き勝手に自由に自分のことだけ考えて生きていたところに、いきなり現実を突き付けられたのです。
何が起こったかは、長くなるから箇条書きで・・・
①認知症の介護
②商売の現状と幕引き(不動産屋をやってたからね)
③実家の引っ越し
④借金返済にむけ銀行に詰められる
⑤しかも、取引先から裁判で訴えられていたことが、家業の事務所の整理中にゴミ箱に捨てていた訴状を偶々見つけて発覚し、裁判⇒和解へ持っていく。
⑦運転免許返納で揉める⇒させたけど
⑧我慢のし続けてきた上、爆発してキレた家族と親父の間に入る etc.
⑨最期は喪主になる
で、この仕事をしていると「相続」「生前贈与」などで様々な方の不動産コンサルティングをお受けしておりますが、
悪い事は言いません。
「ご自身の親御さんの老いとは貴方が早い内から、向き合って下さい!」
好き勝手やってきた親でも、ボケたくないし、でも一個一個出来ない事が増えるからイライラする。
子供に当たる、家族に当たる。
親子だから言い難いのもあるし、逆に親子だから許せない、親子だから憎みあうのもある。
でも、早いうちから子供は親の老いには気づいてるんです。
アレ?普段と違うなあって。
そりゃそうです。
子供ですから。でも気づくけど、臭いものには蓋をしてしまいます。
理由は・・・・
「今ゆうたらめんどくさい」
「波風立てたくない」
「好き勝手にしてたやん、今さら知らんし」etc. もちろん僕もそう思ってましたよ。
でもね、ちゃうねん。親に飯食わしてもらって、服着せてもろて、学費出してもろて…
だから、最後は「俺がオカンの事も弟の事も諸々何とかするから、もう(安心して)逝け」と、亡くなる前日に目は閉じたままで反応ないけど、
病床で言うたらソッコー亡くなりました。
「お前なんかに面倒見て貰わんでええ。俺のことなど放っておいてくれ、頼んでない!」
と言われんながら毎日喧嘩ばかりしてましたが、こっちは最後まで逃げなかった。
喋れる最後の言葉が「兄ちゃん(僕のこと)あの時免許返納して良かった。あのままやったら、ワシ人轢いてたかも知れん」
でした。
父はこの年代には珍しく20代からマイカーを買って運転していたので、運転免許証=アイデンティティでした。
でも、あの「ゴテチン=ヤカラ」の親父から死ぬ前に素直にその言葉が出たのが意外でした。
そうです。親も老い、丸くなるのです。
だから、目の前の親に向き合って下さい。
他人にはそこに入る事が出来ないのです。
親子だから出来るので、異変に気付いたら早く向き合って。
まあまあパワーいるから。
そして真剣に向き合った親子間のサポートは喜んでさせて頂いています。
向き合う事を避け、背中を向けている中には他人は入れないです。
まだ遅くはないですよ。
親御さんが生きてはったら。
死んでもうたら、もうどうあがいても。向き合われへんからね。
言いたいこと、生きてる間にこっちも言うたれ!後悔する前に。
久々に文ばっかり・・・(笑)
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。