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台風一過~vol.110

こんにちは。パートのおばちゃんのMです。

被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。

来るものを避ける訳にはいかず、準備をして通り過ぎるのを待つだけ。

自然の大きな力の前には、やはり人間は無力だなぁと思います。


平成30年9月の大きな台風の時、 当時担当していた管理物件では多数の被害がありました。

特に西宮のファミリーマンションでは4日間停電が続きました。

物件の前の電線が飛来物でプツリと切れてしまったのです。


台風が過ぎた翌日から連日マンションに通い片づけをしたり、損害状況の確認をしたり、今まで経験したことのない対応の連続でした。

「電気が止まる」で影響があるのは電気だけではなく、ガスの給湯器も使えず、そしてポンプが止まるので水道も使えない。

それを皆様に分かってもらえず、「公園の水は出てるのに、なんでマンションの水は出ないん?」の問い合わせが多かったです。


しかしその連絡を受け『本管からの散水栓は使えるよな』と思い、すぐバケツとホースを購入してオーナー様の許可を得てマンションに置きました。


電気が止まっているのでインターホンも使えずドアをドンドンと叩き
「〇〇さーん、管理会社の〇〇です」と、1軒ずつ散水使用のご案内。

震災を経験した西宮という土地柄か、災害時の住民の連携プレーも素晴らしく、普段特に交流のないもの同士でもサッと協力しあえるのです!
バケツを持って、階段を昇る事が困難な高齢者の御宅へは健脚の若者世帯の方が運搬をしてくださりました。

のちに電気が復旧した瞬間に複数の住民の方から一斉に電話があり、「電気来たわ!有難うな!」と、言っていただきマジ泣きしたのも思い出☺


物件を探すとき「眺望の良い部屋を!」と、ご希望の方も多いと思います。
確かに毎日過ごす部屋の眺望はとても大切。

ただ「階段がつらい」って方は、よーくお考えいただきたい。
大きな地震が来た場合、電気が復旧しても古い物件ならエレベーターが使えない事もあります(管理の状態によりますが)


災害以外でもエレベーターの故障時や、大規模修繕工事の時には数日間使用禁止です。

以前、乳児が2人いるご家庭から(確か10階にお住まい)「修繕工事で数日間エレベーターが止まったら生活でけへん!!」と、大大大クレームがありました。

『予め予定されている工事やから文句言えるねん。災害やったら事前のアナウンスないんやで!部屋を選ぶときに想定しとかな~』とは言えませんがね(^^;)

ただただ繰り返し説明するだけです。修繕に協力せなアカン事は、契約書にも書いてあるけどね~

『エレベーターも永遠に使える訳ちゃうねんで!メンテナンスせな使えんようになるんやで!!故障して止まってもクレーム言うやろ!?』


まだまだ台風のシーズンですよね。
もう大きな被害が出るような台風が来ませんよーに♡