さて遂に、我が港本社の元お好み焼き屋の名店、
「トミヤ」のおばちゃんが自宅を処分し、
二ヶ月後にはお子さんご家族の住われる東京の
高齢者向けマンションへ引っ越される事になりました。
いつも、うちの爺さん婆さんも親父も叔母さんも子供の頃から食べていた、トミヤのお好み焼を
廃棄後もたまに、せっせと焼いて持って来てくれていました。
「最近は馴染みのソース屋さんが廃業はして、昔の味が出んのや」と言いながら。
そして、先日最後の一枚を焼いて持って来てくれました。
この街で約60年程、我が家親子3代お世話になっていました。
少年時代の親父にお好みを焼いてくれたり、
ウチの叔母さんがクモ膜下で倒れたところを、
偶然発見し救急車を呼んでくれたり。
おばちゃんには感謝しきれない恩があります。
おばちゃんは言います。
「アンタの死んだお爺ちゃんやお婆ちゃんには、若い頃から世話になったからなあ」と
14年前に僕がこの街に31年振りに舞い戻った時から優しくして貰いました。
そして転居される先は、偶然、僕のサラリーマン時代の営業エリア、西東京でした(笑)
おばちゃん、また逢いに行きます。
長年親子3代、ありがとうございました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。